PET活用例と保険の適用

ステージング(病期診断)

がんが発見されたとき、最も大切なことは症状にあった最適な治療法を選択することです。そのためには、がん細胞がどの程度成長し、また拡がっているのかを正確に調べることが不可欠です。
PET は全身を一度で検査でき、リンパ節に転移したがんの有無の判断にも優れているため、がんのステージングに非常に有用です。アメリカでは年間100万例の PET検査のうち9割が、このステージングに使用されており、PETによるステージングの結果、治療法が大きく変更されるデータも発表されています。日本でもその有用性が認められ、肺がん、乳がん、大腸がん、頭頸部がん、膵がん、悪性リンパ腫、悪性黒色腫の病期診断をPETで行う場合には健康保険が適用されます。 PETによるステージングは最適な治療法選択につながり、ひいては治癒率の向上、QOLの向上につながるのです。

ステージング(病期診断)実例

肺がん
右肺がんの病巣の拡がりを検査した結果、右肺がんだけでなく多発骨転移が確認された。(青矢印が右肺がん)
画像
画像拡大
画像
画像拡大
画像
画像拡大
画像
画像拡大
上咽頭がん
他の検査では病巣の拡がりが確定できず、PETでがんは局所にとどまっていることが判明した。(赤矢印が上咽頭がん)
画像
画像拡大
画像
画像拡大
悪性リンパ腫
左側頸部から腋下、胸壁までの病巣を確認。さらにCTで描出困難な病変(桃色矢印)も検出された。
画像
画像拡大
画像
画像拡大
画像
画像拡大
画像
画像拡大
乳がん
他の画像診断で病期が確定できなかったためPET受診。リンパ節転移、遠隔転移は認められなかった。
画像
画像拡大
画像
画像拡大
画像
画像拡大
画像
画像拡大